【商品実例付き】パルシステムの添加物、使用状況まとめ

家族全員が安心できる食生活。それを考えたとき気になるのが添加物です。

パルシステムは他のオーガニック系生協よりも安いけど、それは添加物の使用量が多いから? パルシステムってナチュラルな印象があるけど、添加物が多く入った商品もあるのかな? そんな疑問を持っている人もいると思います。

添加物の使用状況は気になりますよね。添加物も価格も、控えめな商品を追い求めるパルユーザーの私が、パルの添加物について解説します。

パルシステム、添加物の量は実際どのくらい?

パルシステムが公表している添加物の使用基準

パルシステムのホームページには、添加物に対する考え方が以下のように記載されています。

・加工品には余計な添加物や化学調味料は使用しません。
・お料理セットの添付のタレにも化学調味料は使用しません。
・野菜づくりは、農薬や化学肥料に頼らない栽培をしています。
・産直肉は、薬剤にできるだけ頼らない健康的な飼育を実践しています。

これを見ると、パルシステムは添加物の使用について「できるだけ頼らない」というスタンスなのだと分かります。「全く使用しない」ではなく「なるべく使用しない」。「完璧を求めるのではなく、できる限り削減する」という姿勢が、パルシステムの高すぎない価格設定を可能にしているのかもしれません。

添加物の使用状況を実際の商品で詳しく検証

パルシステムの添加物に対する考え方が、実際の商品にどのように反映されているのか、詳しく見ていきましょう。

「加工品には余計な添加物や化学調味料は使用しません」を検証

【ポークウインナー】 120g 223円

この製品は亜硝酸塩、リン酸塩、化学調味料は不使用の「無塩せき」製法で製造。市販品では冷凍肉を使う場合が多いそうですが、質のよい冷蔵肉を使用することで、添加物を使わなくてもプリッとした弾力が出せ、化学調味料での味の調整も必要ないのだそうです。

「お料理セットの添付のタレにも化学調味料は使用しません」を検証

【産直豚バラ肉の回鍋肉セット】 320g 818円

タレの原材料名:味噌、醤油、砂糖、米発酵調味料、ごま油、豆板醤、酵母エキス、オイスターエキス、ジンジャーペースト、食塩、香辛料/酒粕、増粘多糖類

化学調味料は入っていませんね。市販のタレと比べると、パルのタレは優しい味がするなと思います。

「野菜づくりは、農薬や化学肥料に頼らない栽培をしています」を検証

【お米】

パルのお米は3つの区分に分類されます。

  1. コア・フード米…有機JAS認証を取得、またはそれに準ずるもの
  2. エコ・チャレンジ米…化学合成農薬と化学肥料を慣行栽培の1/2以下に削減し、かつパルシステムで定めた農薬を使用しない
  3. その他…パルの一定基準をクリアしたもの

「産直肉は、薬剤にできるだけ頼らない健康的な飼育を実践しています」を検証

【米沢郷鶏モモ肉】 430g 898円

産直産地「米沢郷牧場」では、自然の風と光が入る鶏舎で一坪当たりの鶏の羽数を抑え、鶏にストレスを与えない飼育を実践。飼料は全て非遺伝子組換え。パルシステムの肉の90%は提携産地のものだそうです。主観ですが、味は市販品よりも美味しく感じます。

パルシステムはどの食材に対しても、一貫して「できるだけ添加物に頼らない」姿勢を貫いているように思います。ただ、冷凍食品などには添加物が結構たくさん入っているなと感じることもあります。

そんな時に便利なのがWEBの注文画面。ほぼ全ての食材について、商品パッケージの原材料ラベルをそのまま掲載しているのです。これなら買い物の失敗がありません。

原材料を全て掲載しているパルの注文画面

原材料はパッケージの画像で確認できる

加工食品などは、種類によっては添加物が多くなってしまう場合があるようです。そんな時、自分の許容範囲なのかどうかは、WEBの注文画面で確認してみましょう。商品パッケージのラベルを画像で見ることができます。

さらに、同じページ上には購入者の口コミもあるので、主観的ですが味の方向性を確認することができます。おかげで、私はパルの買い物で失敗することはほぼなくなりました。

例えばパルシステム自社開発の【こんせんくんカップグラタン(えび&チーズ)】 という商品。パルのオリジナル商品だから一見添加物が少なそうですが、実際のところはどうでしょうか。WEBの注文画面で原材料をチェックしてみます。

【こんせんくんカップグラタン】 の添加物は?

【原材料】濃縮乳、えび、マカロニ、とうもろこし、ナチュラルチーズ、小麦粉、なたね油、乾燥マッシュポテト、食塩、ソテーオニオン、生クリーム、砂糖、チキンブイヨン、チキンエキス、えびエキス、オニオンパウダー、マヨネーズ、でん粉分解物、バター、たん白加水分解物、乾燥パセリ、野菜エキスパウダー、寒天、酵母エキス、こしょう/増粘剤、粉末セルロース、乳化剤、とうがらし色素、pH調整剤、香辛料抽出物

うーん、結構たくさん入っていますね。お弁当用の冷凍食品だと、やはりある程度は必要なようです。でも、ホワイトソースは北海道根釧地区産を、コーンは北海道の産直産地のものを使用、化学調味料は使用しないなど、市販の類似品に比べたらだいぶ安心感が高いと感じます。

なので、注文の際には原材料ラベルをチェックして、自分の基準に合ったものなのかを確認すると失敗がないですね。

まとめ

以上、パルシステムの添加物の使用状況を見てきました。内容をまとめると、
 ・パルシステムにも添加物入りの商品はある。完璧なオーガニックではない。
 ・しかし、注文画面で原材料の全てを確認できるので、納得のいく商品を買うことができる。

パルシステムの添加物使用状況は商品によって違いがあります。でも、独自の基準をクリアした商品だけが売られているので、「何を選んでも大きなハズレはない」という安心感を私は持っています。

生協を選ぶ時には、ぜひ、原材料を全て確認できるかどうかという視点を持ってみてください。

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