翻訳で副業っておすすめ?メリット・デメリット・コツなど


翻訳ってどんな副業?

他の国の言葉で書かれた文章を日本語にしたり、その逆に日本語で書かれた文章を他の国の言葉にしたりする仕事です。

最近はGoogleなどインターネットサービスを使った機械翻訳があります。翻訳してほしい文章を片方のスペースに入力すると、もう片方のスペースに翻訳結果が自動表示されるようなものです。日本語から英語、英語から日本語だけでなく、フランス語から英語などの複雑な翻訳も「とりあえずは」やってくれます。しかしその翻訳結果はどうにもちぐはぐな文章になっています。機械翻訳にはまだまだ限界があるというのが実情です。ある言語からある言語への翻訳は、やはりプロの仕事が必要になるのです。

翻訳を職業とする人の事を一般に「翻訳家」と言います。小説やノンフィクションなど文芸作品の文章を翻訳する「文芸翻訳」、専門的な知識を必要とする文章を企業や研究者のために翻訳する「実務翻訳」など、その仕事内容は扱う文章の種類によって様々です。

誰にでも分かるように翻訳をする必要があるので要求される語学力は相当なハイレベルです。免許や学歴が必要とされない代わりに、膨大な知識と文章力が必要となります。

メリットとデメリット

メリット

・資格や免許が必要ない
・出来高制なのでがっつり稼ぐこともできる
・在宅ワークが可能

デメリット

・高い語学力を証明しないと仕事が少ない
・収入が安定しない
・スケジュール管理が必要

稼げるかどうかは努力しだい

出来高制なので仕事をこなせばこなすほどたくさんの給料を貰う事ができます。またインターネット環境さえあれば仕事ができます。気楽な在宅ワークが可能です。

しかし、簡単に仕事を見つけられるかというとそうでもありません。依頼者は当然ながら高い語学力を持つ翻訳家を優先的に指名します。そのため仕事を勝ち取るために他の翻訳家達と競争になるのです。安定的に仕事をくれる依頼者を見つけないかぎり収入は安定しにくいです。

自己管理が必要

依頼には納期が設定されています。1つの依頼ごとに、〇〇文字の文章をいつまでに翻訳しなければいけないという約束が産まれるのです。効率よく稼ぐためには複数の依頼を受けながら、翻訳作業をこなすことが必要です。そうすると、どの作業は、いつまでに終わられなければいけない、という管理が必要です。

うっかり納期に間に合わないなんてことになってしまっては、依頼主の信頼を失って次の仕事を依頼してもらえなくなります。すべては自己責任になりますので、しっかりとした管理が必要です。

こんなサラリーマンにおすすめ!

語学系の学校を卒業している人

語学系の学校や学部を卒業した方に翻訳の副業はおすすめです。翻訳家は特別な資格・免許が不要な職業である代わりに、高い語学力が要求されます。「大学や短大で外国語の勉強をしていた」と言うだけでかなりのアピールポイントになり、依頼を受けやすくなります。

語学の資格を持っている人

英検1級、TOEIC900点以上といった、履歴書に記載できるレベルの語学力を持っている人にもおすすめです。資格を持っていると語学力を客観的に判断しやすいので、語学に強い人間だということをアピールしやすいからです。アピールできることは積極的にアピールしていくべきです。それだけで多くの翻訳依頼を受けやすくなります。

語学の勉強が好きな人

もし翻訳で副業をしたいけど資格が無いという人は、何か語学系の資格を取っておきましょう。資格をとってから仕事をしたほうが後々有利になります。翻訳の作業をしていくことは自分の勉強にもなります。日々勉強を重ねていくことにもなるので、語学の勉強が苦にならない人も向いています。

どれくらい稼げる?

時給3,500円くらい狙える?

多くの場合、翻訳作業の単価は文字数を基準に決められています。1単語の翻訳あたりいくらか、あるいは400字詰原稿用紙の1枚当たりいくらかという値段設定になります。

翻訳連盟の目安によれば、英文和訳で1語あたり30~50円、和文英訳で35~70円程度の単価となっています。1時間あたり100語を訳すことができれば時給は3,500円くらいになります。

世の中に存在する他の仕事に比べてかなり高給に見えますが、翻訳家の中には単価が安くても仕事を受けざるを得ない人もいます。語学力のアピール材料が少ない人などです。そのような人は1語10円の単価でも引き受けざるを得ませんその場合の時給は1,000円程度に留まってしまいます。結局は翻訳家のスキルに左右されるのです。

月給18万円くらい狙える?

それなりにしっかり副業をするケースを考えてみます。平日に毎日1時間、休日 土日に4時間ずつ働くとすると1か月の労働時間は約50時間くらいになります。スキルがあって良い単価の仕事をもらえる人であれば18万円くらいを目指すことができそうです。

どうやって始めるの?

始めるためのステップ

翻訳会社のトライアルを受ける
 ↓
翻訳会社に登録する

実績を重ねることが大事

翻訳会社へ登録したばかりの頃は依頼があったとしても簡単な翻訳を依頼されることが多いようです。当然その仕事の単価は低いです。そのため収入もあまり多くありません。

たくさん翻訳の実績を重ねて、仕事の質を評価してもらえるようになってくると徐々に難易度の高い・単価の高い仕事を依頼されるようになります。たくさん稼ぐためにはしばらく辛抱が必要になります。

<参考>
Amelia